本を読むのは大事だ。
こう言われていることを知っている人間は多いが、実際にそれを肌で感じている人間は少ない。
自分も、数年前までは前者だった。
高校2年の秋頃から物事が薄々分かり始め、大学3年になる頃には教養や知識というものがどれだけ自分にとって大切なのか、漸く実感することになった。
世の中、地頭が良く要領も良いが教養や徳は無いという人間は少なくない。
もちろん、機転が利くことは良いことなのだが、それだけであって中身の無い人間というのは掃いて捨てるほどいる。
小中高では基礎教養を学べるが、それ以上のことは学べないというのがほとんどである。
ならば、自分で勉強するしかない。
だから、本棚に学術本の並ぶような家庭は有利だ。
私は大学生になってやっとそれを知った。他人から聞いてはいたが、自分で知ってはいなかったのだ。
遅れを埋め合わせるべく、必死で書物を漁る毎日。
まあ、それも人生だろう。
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